お知らせ

【COFAB×クリエイターVol.6】こまつ果樹園 小松純子さん

結婚した頃、主人の実家のりんご畑には
あちらこちらに余ったりんごが捨ててあったんです。

ああ、もったいないな、と思っていて。
何とかして、この美味しいりんごをみんなに食べてもらいたい。
その感じたのが、私の原点でした。

「自分が作るものには、なるべく身近にあって自然のものを」

こまつ果樹園の10月からの約半年間はとても忙しい。
りんごの収穫や出荷に加えて加工品の製造や販売にも人手が必要だからだ。自然のままの素材を利用し、添加物、防腐剤を使わずに作るりんごの加工品たちはどれも美味しくて体に優しい、と感度が高い地元民からの信頼が厚い。
「口に入るものだから甘味料や調味料は良いものを」という思いがこまつ果樹園の美味しい加工品の要だ。
“オーガニック“の線引きはとても難しい。あれはダメ、これはダメ、と振り分けてしまうとなんだか息苦しい。だから、志向をガチガチに固めてしまわない。
“自分が作るものに人工的なものは使わない“
バランス感覚を大事にしながら作りたいものと相性の良いものを選ぶ。それが小松純子さんのものづくりに対する“こだわり“だ。今はりんごに情熱を注ぐ純子さんだが、次男を出産するまでは普通に会社勤めをしていた。
「震災のあといろいろ考えて、退職してりんごをやろうと思いました。主人も2年前に専業農家になりました」と今は家族一丸となって果樹園を盛り上げている。そんな中でりんごの加工品を作ることを提案したのは純子さんだった。


「美味しい加工品を作る秘訣は生りんごの美味さ」

「私は元々甘いものがあまり得意ではなくて。たまたまいただきもののドライフルーツを食べた時、自然の甘さってこんなに美味しいんだ!って感動したんです」と純子さんがドライフルーツに目覚めたきっかけを話してくれた。
それから純子さんは年間を通してこまつ果樹園の美味しいりんごを食べてもらえる方法を模索した。
加工品の美味しさは生のりんごが美味しいことが大前提、という軸はいつもぶれることはない。
優しいピンク色とナチュラルなこまつ果樹園のお馴染みマークのパッケージ。
加工に強い“ふじ“という品種は甘みが強く、こまつ果樹園のメインキャストだ。
子どもたちに大人気の3種類のフレッシュなりんごジュースは、使用しているりんごの品種によって風味が異なり、甘みや酸味のバランスをそれぞれの好みで選ぶことができる。
そして、こまつ果樹園の代表商品と言えば「乾燥りんごシリーズ」だ。
輪切りにしたりんごは、蜜をたっぷり湛(たた)えていたことが一目で分かる星形マークが特徴的だ。
そのほかにも、同じ乾燥りんごでも半月型にカットされていることで食べ応えがあるものや、女性ファンが多いアップルシナモンなどさまざまな種類が揃えられているのが嬉しい。
ミニりんごの真っ赤な輪切りがアクセントに入っていたりするのが小技が効いていて可愛らしく、プレゼントとして手渡せば、あげる方ももらう方も自然と気分が上がってしまう。

「美味しいりんごを食べてほしいという思いを込めて作る」

りんごの他に葡萄や柿の加工品も作り、さらには養蜂も勉強しているというとにかくアクティブな純子さん。
新しいことにチャレンジできるのは周りの理解や協力があってこそ、と話しながら、いつも傍で支えてくれているお義姉さんに対する感謝の思いはひとしおだ。
「加工品はうちの製造所で義姉と2人で作っています。義姉は器用で何でもできる人なんです。
アップルパイのレシピも義姉が考案しました。私自身は失敗が多くて(笑)。私が失敗してくよくよしていても、義姉は「それだけ経験値が上がったってことだよ」といつもポジティブに励ましてくれます」と純子さんは笑う。好奇心旺盛で朗らかな純子さんと穏やかでしっかり者のお義姉さんの名コンビが、こまつ果樹園の加工品を支えていることが伝わってくる。

「今のこまつ果樹園は原点にかえる時期」

りんごの時期は目が回るような忙しさでありながらも、Rojimaをはじめ各所で開催するイベントには声がかかればありがたく参加することにしている。
どのイベントもこまつさんのアップルパイやドライフルーツが欲しい、と早い時間から訪問客は絶えない。
いつも新しいことを始めるきっかけは声をかけてもらったとき、と話す純子さんだが、積極的に外へ出続ける大きな理由がある。
「Rojimaがきっかけでみなさんにこまつ果樹園を知ってもらうことができたと思っています。
そういったイベントに出るといつも痛感するんです。毎回うちの商品を買いに来てくださる方がいることが本当にありがたいことなんだなって」。
イベントはお客さんと会話し、商品を直接提供できる絶好の機会だ。
新しい挑戦や事業を大きくしていくことも大事だけれど、何よりも一番大事なことは地元の人に美味しいりんごを食べてもらうこと、という思いはリピートしてくれるお客さんの顔を見るたびに強くなるという。
そして、その思いはこれからのこまつ果樹園の在り方にも通ずる。
「今年は原点に戻ることを大切にしたいんです。今あるものを丁寧に、もっとレベルアップさせることでもっともっと美味しいものを提供する。そのことに集中する時期だと思っています」。
がむしゃらに走ってきたからこそ一度立ち止まって後ろを確認してみる。
忘れがちだけれど、ものづくりをする上で最も忘れてはいけないこと。それはいつでも基本に立ち返ることができる姿勢を持ち続けることなんだと純子さんの言葉から感じた。
頼もしいお義姉さん、美味しいりんごを作ってくれるご主人、ご家族、そしてこまつ果樹園を愛するファンたちへ感謝の気持ちや言葉を忘れない。愛情をかけて育てたりんごたちに対しても生産者として忠実でありたい。純子さんはいつでもエネルギーに満ちた魅力的なクリエイターだ。

純子さんが考えるりんごの魅力とは?

りんごって可愛いなって思います(笑)
赤くて丸くて。切ったら中が星形になっていて。
ああ、愛おしいっていつも思うんですよ 。

こまつ果樹園

住所:須賀川市浜尾字舘125
TEL:0248-61-9758
公式FBはこちら

こまつ果樹園 商品取り扱い店舗
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北欧ビンテージ&café かもめ舎
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